おはなし

お誕生日のお話

ゆめあるオリジナルのお誕生日のお話。

たんじょうびってどんなひ?

くわしくみる

第1回 お誕生日(ハッピーバースデー)のお話投稿コンテスト優秀作品

  • 文:ohimama
  • 声:結城ハイネ(koebu)
  • 絵:ぶるめ

本文

ぼくのたんじょうび、ぼくのだいすきなひ。
ぼくのうまれたひ。
みんなに「おめでとう!」っていってもらえる。
プレゼントがもらえる。
ケーキが食べられる。
ぼくがしあわせになるひ。

あなたのたんじょうび、ママもだいすきなひなのよ。
もしかしたら、あなたより、ママのほうが あなたのたんじょうびをすきかもしれない。

どうして?
ママは「おめでとう」っていってもらえないよ。
プレゼントももらえない。
ケーキはいっしょにたべてもいいけど、いちばんおおきないちごは ぼくのものだからね。

なぜかって、
それは、ママがママになったひだから。
あなたのママに。
あなたのママでいることが、ママのいちばんのしあわせ。 
あなたがうまれたひは、ママのいちばんのしあわせがはじまったひ。
そして、そのしあわせは、いまも これからも ずっとつづいていく。
ママはずっとあなたのママだから。

うまれてきてくれて、ありがとう。

キツネさんのたんじょうび

くわしくみる

第1回 お誕生日(ハッピーバースデー)のお話投稿コンテスト最優秀作品

  • 文:れん
  • 声:黄紅(koebu)

本文

「ハッピーバースデートゥーユー♪」

きょうは、つき1かいのもりのバースデーパーティーです。
「こんげつのおたんじょうびは、だれですか?」
クマさんがたずねると、
「はーい!」
「はーい!」
ウサギさんとキツネさんが、てをあげました。

「おたんじょうびおめでとう!」
もりのどうぶつたちが、くだものやおはなをプレゼント。

「ありがとうー!」
ウサギさんとキツネさんは、とてもよろこびました。


そのよる、キツネさんはかんがえました。
「おたんじょうびはたのしいなぁ。
たくさんプレゼントをもらえて、みんなにおいわい
してもらえるぞ。
よし、らいげつもボクのおたんじょうびにしよう。」


そのつぎのおたんじょうかい。
「ハッピーバースデートゥーユー♪」
「こんげつのおたんじょうびは、だれですか?」
クマさんがたずねます。

「はーい!」
「はーい!」
リスさんとキツネさんが、てをあげました。

「おたんじょうびおめでとう!」
またまたみんなから、プレゼントをたくさんもらって、
キツネさんはおおよろこびです。

それからキツネさんは、まいつきおたんじょうかいに
てをあげて、たくさんのプレゼントをもらいました。


そんなあるひ、のどがかわいたキツネさんは、
いけにみずをのみにいきました。
そして、みずにうつったじぶんのすがたをみて、
びっくりぎょうてん!

「な、なんてことだ…。」
そこにうつっていたのは、まっしろおひげの
おじいさんキツネでした。

プレゼントほしさによくばって、たくさんおたんじょうびを
したせいで、はやくとしをとっていたのです。

「やっぱり、おたんじょうびはねん1かいだな。」
はんせいしたキツネさんは、ほんとうのとしが
おいつくまで、おたんじょうかいはがまんしたそうです。

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