第1回 3才の子のためのお話投稿コンテスト最優秀作品

• 文：なっちゃん
• 声：プニ太郎（koebu）
• 音楽：Windy

本文

さあ、よい子はねるじかん
ベッドに入っておふとんをかけて
さあ、おやすみなさい
え？ねむくないの？

わんわんだってねているよ
にゃんにゃんだってねているよ
ゾウさんだってライオンさんだって
みんなみんなねむっているよ

でもね、フクロウさんはおきているんだよ
どうしてかわかるかなあ？
それはね、フクロウさんはよるのおまわりさんだから
オバケが来ないようにパトロールしているんだよ

むしさんもおきているんだよ
なんでかわかるかなあ？
それはね、むしさんはよるのおんがくたいだから
キミがねむれるように子もりうたをうたっているんだよ

さぁ、よい子はねるじかん
おふとんをかけて、目をゆっくり閉じて
さぁ、おやすみなさい
あしたもたくさんあそぼうね

• 音楽：Windy

第1回 おやすみ前のお話投稿コンテスト優秀作品

• 文：水谷優佐
• 声：川本知枝
• 絵／アニメ：夢山イラスト

本文

めをつむってきいてごらん。

ガタンゴトンガタンゴトン
ガタンゴトンガタンゴトン

ゆめのいりぐちゆきのれっしゃだよ。

ガタンゴトンガタンゴトン
ガタンゴトンガタンゴトン

ふくろうのえきいんさん、ほーうほーう。
ガタンゴトンガタンゴトン
ガタンゴトンガタンゴトン

さあしゅっぱつしんこう
もふもふのアルパカ
ももいろのうさぎ
ぎんいろにひかるくじら
みんないっしょにいこう

ガタンゴトンガタンゴトン

みえてきたせんろのさき
にじいろのはし
ほしくずのかわ
ぴんくのそらにフラミンゴ
とおくにゆうえんちがみえる

ガタンゴトンガタンゴトン

あ とんねる。

ガタンゴトンガタンゴトン
あったかいおふとんのとんねる、つつまれてガタンゴトン

とんねるぬけたらそこは

ゆめのいりぐちえきー。
ゆめのいりぐちえきー。

おやすみなさい。

第1回 おやすみ前のお話投稿コンテスト優秀作品

• 文：つげうえはら
• 声：川本知枝
• 絵／アニメ：夢山イラスト

本文

　かばさんは　ねぼすけ。
　まいにち　あくびをする。
　ゆっくり　くちをあけて
「あーあ　あーあ」
　とても　おおきな　あくび。
「かばさんの　あくびは　すごいね」って
みんなに　いわれる。
「きっと　だれにも　まけないよ」って　かばさんも　おもっている。

　ライオンさんが　きて　かばさんに　いった。
「とても　おおきな　あくびだな。どっちがおおきいか　おれと　くらべてみようぜ」
かばさんは　いった。
「いいよ。ぜったい　まけないよ」
　ライオンさんが　「あーあ」
　かばさんも　「あーあ」
　かばさんの　ほうが　おおきかった。
　
　キリンさんが　きて　かばさんに　いった。
「すごく　おおきな　あくびね。どっちがおおきいか　わたしと　くらべてみましょう」
かばさんは　いった。
「いいよ。ぜったい　まけないよ」
　キリンさんが　「あーあ」
　かばさんも　「あーあ」
　こんども　かばさんの　ほうが　おおきかった。

　ぞうさんが　きて　かばさんに　いった。
「なかなか　おおきな　あくびじゃのう。どっちがおおきいか　わしと　くらべてみるか」
かばさんは　いった。
「いいよ。ぜったい　まけないよ」
　ぞうさんが　「あーあ」
　かばさんも　「あーあ」
　やっぱり　かばさんの　ほうが　おおきかった。

「わーい。ぼくの　あくびが　せかいで　いちばん　おおきいぞ」
　かばさんは　すっかり　ごきげん。
　ニコニコしながら　こっちへ　ちかづいてくる。
「おや　にんげんが　いるぞ」
　かばさんが　とまって　いった。
「おい　そこの　きみ。どっちの　あくびが　おおきいか　ぼくと　くらべてみようよ」
きみも　「うん」っていった。

かばさんが　「あーあ」
　きみも　「あーあ」
　おや　おなじ　くらいの　おおきさだ。

「もういっかい」って　かばさんがいった。
　かばさんが　「あーあ」
　きみも　「あーあ」
　こんども　おなじ　くらいの　おおきさだ。

「もういっかい」って　かばさんがいった。
　かばさんが　「あーあ」
　きみも　「あーあ」
　なかなか　しょうぶが　つかない。

「ぼく　もう　ねむくなってきたよ」
　かばさんは　そういうと
グー　グー　グー
　ほんとうに　ねむってしまった。

　きみも……
　ねむく……
　なって……
　きて……
「あーあ」
ほんとうに　おおきな　あくび。
　おやすみ……
　なさ……い。
　グー　グー グー
　　　　　　　　　 （了）